愛犬のフケ対策と原因

ブログ中村店

こんにちは!名古屋のトイプードルカットならおまかせのトリミングサロン犬の美容室いちごです。

今回は、お店に来ていただいているお客様にも相談されることがある愛犬のフケについてお話しします。わんちゃんのフケが出るのには、様々な原因が考えられますのでその原因や、対策方法をまとめました。

フケとは

フケは古くなった皮膚が新陳代謝によって剝がれ落ちる現象です。新しい細胞が生まれ、古い細胞が表面から剝がれ落ちるサイクルのことを“ターンオーバー”と言います。ターンオーバーは約3週間のサイクルで繰り返されるもので、皮膚に何らかのトラブルがあるとこのサイクルが上手くいかなくなったり、ターンオーバーのサイクルが繰り返される中で何か月もトリミングに行けていなかったり、シャンプーや乾かす作業がうまくいかなかったりすると、その結果大量のフケが出てしまうようになることがあります。

フケが出る原因

皮膚の乾燥

空気が乾燥する秋冬などに粉っぽい乾燥したフケが出る場合は、皮膚の乾燥が原因の可能性が高いです。

皮膚が乾燥すると、皮膚の表層にある角質細胞が過度に落ちます。これがフケの正体です。

わんちゃんの皮膚は人間の1/3~1/5程度の薄さと言われているほど薄く、水分を蒸散しやすく乾燥を感じやすいです。特に冬は暖房機器を使用するため乾燥がひどくなる傾向があります。季節の変わり目に乾燥したフケが目立つ場合は、皮膚が乾燥しないように保湿ケアを見直す必要があります。当店でも皮膚や被毛に特化したシャンプーやドライ前の保湿ミストなどのオプションをご利用いただくことで、ドライの乾燥などからも皮膚や被毛を守ることができます。

肌に合わないスキンケア

わんちゃんも人と同じで、肌質や毛質に合っていないシャンプー剤などを使い続けると悪影響が出る場合があります。またシャンプー剤で皮脂を取り過ぎることでフケが多くなることもあるので過度に洗いすぎるのも注意が必要です。

ストレス

何らかのストレスがかかるとフケが増える場合があります。

ストレスの反応で、血管が収縮し新陳代謝が乱れることで皮膚の再生も乱れフケが多く発生してしまいます。ストレスが免疫力を低下させてしまう恐れもあるため、皮膚炎やアレルギーが悪化し、皮膚の状態に悪影響を与える場合もあります。

感染症皮膚炎

細菌や真菌感染によって引き起こされる細菌性皮膚炎にかかると皮膚が赤くなったりフケが増えたりして痒みが発生するほか、脱毛が発症することもあります。

アレルギー性皮膚炎

食物アレルギー、花粉、ダニ、ノミアレルギーなどのアレルゲンに対する反応が過剰になって起こるアレルギー性皮膚炎もワンちゃんのフケの一因になります。

これらのアレルギー反応で皮膚に炎症が起こり、その結果フケが増えるというもので、同時に痒みを感じること多く、ワンちゃんは自分の皮膚を激しく掻くことがあります。

脂漏症

脂漏症は皮膚の油分が過剰に分泌されることで、その過剰な油分がフケの原因になります。脂漏症は内分泌異常によって引き起こされる症状で、遺伝的な要因や栄養の偏りなどで発生するケースがあり、病気の原因は多岐にわたります。

ワンちゃんのフケ対策

上記のようにフケの原因はその子によってさまざまで、病気が関係している可能性もあるため獣医に相談することも視野に入れておくといいでしょう。

原因を特定することで早い改善と予防が期待できるかもしれません!

空気が乾燥する季節のみ気になるという事であれば保湿を、トリミングへ行く間隔に問題が無ければシャンプーの見直しをしてみる。ストレスなどによるターンオーバーの乱れであれば新陳代謝UPや免疫力UPへのアプローチ。食生活やアレルギーについて獣医に相談するなど、その子によってさまざまな対策方法があるので【原因究明→対策】をセットで考えてあげるといいでしょう。

当店でご利用いただけるオプションに【うるおいコース】というものがあり、保湿効果に特化したシャンプーやトリートメント、保湿ミスト、肉球ケアなどがセットになっていてお得にご利用いただけます!同コースにはハーブパックを含んだコースもあり、こちらはペーストの中に残っているハーブの微細な粉が、皮脂やフケ、古い角質を浮かせて取り除いてくれます。

詳しくはお電話または店頭にてご説明させていただきますのでお気軽にご相談ください!