他犬と仲良く出来ない原因と改善

ブログ中川本店

こんにちは!名古屋のトイプードルカットならおまかせのトリミングサロン犬の美容室いちごです。

愛犬の散歩中やドッグランなどといったお出かけの際に他犬と出会う機会が多くあると思います。
そして同時に仲良くさせたい!と思う飼い主も多いと思います。

ですが、愛犬が他犬に吠えたり、威嚇をしてしまったりすると近づくことも躊躇してしまいます。
仲良く遊んでいる他の子たちを見て羨ましくなることもあります。

しかし、諦めるのはまだ早いです!!
吠え&威嚇をなぜするのか原因をしかっりと理解し、いろいろなしつけ方法を試して愛犬にあった改善策を見つけましょう。
少し時間はかかるかもしれませんが、いろんな犬と仲良くなれる日が来るかもしれません。

仲良く出来ない原因

散歩中や見慣れない場所、人が多い場所、犬が多い場所などに行くと過ぎ去るまで吠えたり威嚇したりする原因はいろいろあります。

①警戒している

神経質な子や怖がりな子に多く、尻尾が下がり腰が引けている場合は警戒や恐怖を感じているから吠えている可能性があります。

②優位性を示したい

背中を逆立てて、尻尾をあげてすれ違うほかの犬や野生動物に吠えるのは優位性や強さを示したいからです。
そして前傾姿勢でヴーと低い声をあげている場合は攻撃の一歩手前なので気を付けましょう。

③自分を守るため

身の危険や防衛本能が働き、相手を遠ざけるために唸り声や威嚇をします。

④犬種の性格によるもの

年齢や性別、遺伝による本能。一般的に”気が強い犬種”と言われている犬は、自分のテリトリーを守るため、勇敢で攻撃的と言われています。
例:ドーベルマン・シェパード・ビーグル・四国犬
しかし、生活環境などによっても性格は変わるので、遺伝子とのはっきりとした因果関係はありません。

⑤幼少期の生活環境

幼少期の社会化経験が不足していると、人や他犬、外の環境・音に恐怖を感じやすくなります。
臨機応変に柔軟な対応ができなくて臆病な性格になりやすいです。

⑥他犬に興味が大きすぎる

犬が好きすぎるあまり、相手の感情などお構いなしに追い掛け回したり、ちょっかいをかけ続けることも嫌われたり、攻撃されたりと仲良くなれない原因になります。

このように様々な原因があります。もちろん大まかに分けたもので、これらがすべてではありません。
では次に対策・改善方法を見ていきましょう。

対策・改善方法

対策

・十分な距離を保つ
 散歩中などに他犬とすれ違いそうになると感じた場合は、同じ道を通らない、道幅があるのなら距離を置いて愛犬が他犬に気を取られないようにしましょう。
→距離が遠いことにより自分には無害と感じるので喧嘩に発展しにくくなります。

・散歩コースを変える
 いつも歩いている散歩コースや時間帯で人や犬が多いのなら、コースや時間帯を変えましょう。
→見慣れない道や時間に警戒し散歩事態を嫌がることもあるので気を付けましょう。

・注意をそらす
 愛犬が他犬を見つけたときや吠え出したときに、おやつやおもちゃで注意をこちらに向くようにします。
→興奮しきっている場合は効果がない可能性もあります。
また、注意をひくためのおやつやおもちゃですが、むやみに与えるのではなく、注意をひきつつ、興奮が収まったら、無駄吠えが止まったら、と正しいことをした時に与えるとしつけ効果もあります。

改善

・社会経験を沢山する
 成長期に多くの人やモノ、他犬に多く触れ合わせることで、他犬との接し方・遊び方、音や光、人などが怖いものではないと学習することができます。
社会経験の方法として、パピー教室やトリミングサロン、ドライブ、ドッグランなどなどあります。
経験になるからと言って無理やりや嫌がることはせずに徐々に覚えさせていきましょう。

・お散歩でのしつけ
 散歩中に吠えたり威嚇した場合、おやつで注意をひき、おすわりや待てをさせ、少しでも泣き止んだり、落ち着いたらご褒美としておやつをあげ褒めてあげましょう。
繰り返し行い少しずつ時間を延ばしていきましょう。

散歩の目的がおやつになってしまったり、おやつがないと散歩しないということが起こりうる可能性があるので注意しましょう。

・トレーナーによるしつけ教室
しつけ教室に通い、専門家の人に教わりながら段階をふみ、少しづつ他犬に慣れさせます。
興奮中の抑え方や犬同士の挨拶の仕方、無駄吠えなどトレーナーさんと共にしつけしていきます。

ただ、しつけ教室に通っているからと、必ず良くなるわけではありません。通いながら家族全員が共通し行わなければ成果は出にくくなります。
また、トレーナーさんの言うことだけは聞くようになることもあります。

どの対策も根気が必要になりますし、犬同士の相性もあります。
無駄吠えや威嚇がなくなったからと、全員と仲良く出来るとは限らないことも頭の中に入れておきましょう。

最後に

少しづつゆっくりと時間をかけて、諦めずに慣らしてあげれば、他犬と仲良く遊べる日が来ると思います!!