愛犬のしぐさ

ワンちゃんの様子を見ていると、その表情や仕草にも個性があったりして1日中見ていても飽きないほど「かわいいな~」なんて思ったりしたことはありませんか?そんな愛しくなってしまうような愛犬の仕草についてまとめてみたのでお話しさせていただきます!

じっと見つめてくる

ふと視線を向けた時にあなたのことをじーっと見つめていることはありませんか?「どうしたのかな?」と思って声をかけたくなるそんなかわいらしい行動にはあなたへの愛情が込められているかもしれません。あなたの様子が気になったり、かまってほしかったり、何かを訴えているところなのでそんな目線に気づいたらぜひ、優しく声をかけてあげたり、見つめ返してあげてください。

常に飼い主様を探してしまうような寂しがりやな子はエスカレートすると分離不安に陥ってしまうこともあるため、1人の時間に慣れるよう練習してあげたり飼い主様以外に興味や安心感が得られるものを見つけられるような時間を設けてあげるといいかもしれませんね。

お腹を見せる

「ヘソ天」とも呼ばれるこの行動は、寝ている時などの行動の中でもとても可愛らしく、SNSなどに写真をアップしている方も多いのではないでしょうか?

ワンちゃんが急所であるお腹をさらけ出して寝ていたり、触らせてくれたりするのは日頃から築き上げてきた信頼の成せるワザなのです。この関係に安心してくれているという愛情表現と言えるでしょう。

また、「甘え」「服従」「なでで欲しい」という思いが込められているケースもあるでしょう。

一緒に寝る

飼い主の体にくっついて寝たり足元やそばで眠るような行動には「信頼」や「忠実さ」はたまた「飼い主を守る」という意味が込められています。とても愛らしい姿ですよね!シンプルに「安心」を求めてそばで寝ている子もいるかもしれません。

背伸びをする

両前脚をめいいっぱい前に伸ばして大きく背伸びをしながらしっぽを振るような仕草(こちらの投稿の先頭にある画像のようなわんちゃんの姿勢)には、相手を遊びに誘うという意味合いがあります。「プレイバウ」とも呼ばれ「一緒に遊ぼうよ!」とアピールしている状態です。じゃれあったり楽しみたいという気持ちの表れなのでたくさん遊んであげてくださいね!

仕草からわかる健康管理

また、ワンちゃんの仕草には可愛らしい愛情表現のほかに体調の善し悪しが見て取れるものもあります。

〈お尻をこすりながら歩く〉

お尻を床にこすりつけながらズリズリと前脚で前進するときは「肛門嚢」に分泌液が溜まりすぎて違和感がある可能性があります。単にうんちの後や肛門周りの炎症により気にしていたり、気持ちいいからするといった場合もあるようですが、肛門腺が溜まりやすい体質の子やトリミングの間隔があいてしまい、しばらく肛門腺をしぼれていない子はたまりすぎている可能性があるので、しぼってもらえる病院やサロンに早めに連れて行ってあげてください。たまりすぎた肛門腺は最悪はちけてしまい、肛門の横に大きな穴が開いて出血も伴うケガになってしてしまうので注意が必要です。

〈祈りのポーズ〉

伏せに近い状態で前脚を前に伸ばしてお尻だけを高く上げているポーズがあり、ストレッチやプレイバウのような姿にも似ていますが、その姿勢を人や犬に向かってではなく尾を下げたまま伸びのポーズをしているときは「祈りのポーズ」かもしれません。そんな時は犬が何らかの痛み(お腹の痛みなど)を我慢していることがあり、小さく震えていたりつらそうな様子があれば早めに病院で獣医師に相談してみるといいでしょう。痛みが酷いようであれば膵炎胃捻転なども考えられるため、食欲不振や下痢、嘔吐などが無かったかしっかりと日頃から確認してあげましょう。

〈前脚をよく舐める〉

この行動は単に暇つぶしで前脚をペロペロと舐めているという可能性もあります。前脚を舐めることがクセになってしまうとそのまま舐めている箇所が皮膚炎になり、その行為もやめられずなかなか治らなくなってしまうケースもあります。その場合は早めにやめさせるよう声をかけてあげたり、退屈させないよう気にかけてあげる必要があります。また心の面では、不安やストレスから自分を落ち着かせるためにこの行動をする場合もあるようです。そんな時は癖になってしまう前に不安やストレスの要因を探ってあげて、できる範囲で対処してあげるといいでしょう。アレルギーの可能性などもあるため、足先が赤く炎症していたら獣医に相談してみてください。

まとめ

いかがでしたか?愛犬が日ごろ私たちに見せてくれる姿には彼らの想いがたくさんつまっていて、信頼や安心を感じてくれているのに気づいてあげることができるかもしれません。その気持ちを少しでも理解してあげられればコミュニケーションも捗り、お互いの愛情がさらに深まっていくのではないでしょうか!

また、なにげない行動や表情の中に体調不良の原因が潜んでいることもあります。いつもと違うと思うことがあればどんな些細なことも逃さずチェックしてあげるといいかもしれませんね!