ワンちゃんの肉球🐾
こんにちは!名古屋のトイプードルカットならおまかせのトリミングサロン!
犬の美容室いちごです。
ぷにぷにでかわいい肉球、実は大事な役割を担っているのです。その役割と大事な肉球に起こりやすいトラブルや日ごろのケアをご紹介します。
肉球の役割
・クッション機能、滑り止め
犬の肉球には、歩行の際のクッションの役割があります。体重を支え、歩いたりジャンプして着地した時などにふんわりした肉球で関節や筋肉への衝撃を和らげます。
・体温調節
犬の体温調節でよく知られているのが口を開けて舌を出しはハァハァとするパンティングです。パンティングだけで体温調節できない場合は、肉球から汗を出し体温調節をします。犬の汗腺は、鼻の頭と肉球にしか存在しません。
・地面の状態を感知する
肉球にはたくさんの神経や血管が分布しており、人の指先と同様に触覚、圧覚、温度感覚、痛覚を感じることができます。犬は肉球を通して地面の状態を感知しています。
・地面の熱、冷機から足を守る
犬の肉球は角質層が分厚いため、地面からの熱や冷気を感じにくいとされています。また、肉球内部は動脈と静脈が並走しており、冷たい地面に足をつけて静脈内の血管が冷えてしまっても、すぐそばを流れる動脈の血液に温められるようになっているため、足が冷えにくいといった特徴があります。
肉球のトラブル
・乾燥、ひび割れ
肉球が乾燥してカサカサになることがあります。カサカサの状態で歩くことで乾燥がひどくなると人間同様ひび割れになることもあります。ひび割れたところは痛みも伴いひどいと出血することもあります。カサカサしたところやひび割れしたところがあると、犬が気にして舐める原因にもなるため注意が必要です。
また、乾燥してカサカサしていると肉球の役割であるクッション機能や滑り止めの機能を果たせなくなり、関節や筋肉への衝撃を和らげなくなったり、フローリングなどの地面で滑ってしまう恐れがあります。
・やけど、凍傷
炎天下のアスファルトや砂浜などは、想像以上に高温になっています。また、凍結した路面は想像以上に冷たく、長時間触れ続けることで凍傷になる危険性もあります。肉球はある程度の厚みがあるとは言え、やけどや凍傷になると治りも遅くダメージが残ります。暑い日は、散歩の時間帯を調節して炎天下の路面を歩かせないようにしましょう。真冬や寒い日も同様に、冷えたり凍った路面を歩かせないようにしましょう。
・怪我
歩行中に先の尖ったものを踏むなどすると肉球を怪我することがあります。散歩の途中や散歩から帰ってきてからなど、肉球を舐めたり、気にしているような場合は肉球に傷や出血などの怪我がないか確認しましょう。また、肉球は再生能力が低く体重がかかる箇所なので、怪我が治りにくいです。傷口から感染症に繋がる恐れもあるため、怪我がひどくなる前に早めに発見して対処してあげましょう。
・指間炎
指間炎は肉球ではなく、指の間に起こるトラブルです。犬が頻繫に指の間や肉球を舐めている場合は指間炎を起こしていると考えられます。指の間が傷ついたり、汗や汚れ、雑菌の付着、アレルギー、ストレスや濡れた状態のまま放置したりすることにより細菌感染や刺激によって炎症を起こしてしまいます。その部分に痛みや痒みを感じることにより、犬は気にして肉球を舐めたり噛んだりしてしまうのでますます炎症がひどくなります。
肉球のケア方法
・乾燥を防ぐ
肉球が乾燥していると様々なトラブルにつながるリスクが高まります。肉球専用のクリームなどを使い乾燥を防ぎ保湿してあげましょう。
・清潔にする
やりすぎも厳禁ですが、肉球を常に清潔に保つことが大切です。散歩から帰ってきたら、肉球、指の間えを拭き汚れを取り除いてあげましょう。洗いすぎは必要なうるおいまで取り除いてしまうので乾燥や皮膚炎を引き起こす原因となります。
・肉球の間の毛をバリカンでカットする
肉球の間の毛が伸びると、そこに汚れや雑菌がたまりやすく、皮膚病などのトラブルの原因になります。また、床を滑りやすくもなるため肉球にかかった毛はバリカンなどでカットし清潔に保ちましょう。
・散歩の際に注意する
散歩する場合は、路面が熱すぎたり冷たすぎていないかを確認してから行くようにしましょう。愛犬の様子をしっかり観察し、不自然な動きや足を気にするしぐさがないか注意しましょう。
肉球を観察して傷や出血などの怪我が見られる場合にはすぐに動物病院を受診しましょう。
まとめ
肉球は犬にとっては足を守るクッションや体温調節だったりと、様々な役割を持っています。刺激を受けやすく怪我が治りにくい箇所でもあります。トリミングをしていると肉球が乾燥してカサカサなわんちゃんをよく見かけます。愛犬の肉球を確認して乾燥しているようなら保湿クリームを塗ったり、清潔を心掛け上手くケアしてあげてください!
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