シニア犬の夜鳴き
こんにちは!名古屋のトイプードルカットならおまかせのトリミングサロン犬の美容室いちごです。
愛犬と長年寄り添い過ごしていると、お互いに年を取りワンちゃんも外見や体の調子に年齢が出てくるようになります。そんな老後生活の中で愛犬を支えてあげたり、一緒に乗り越えるような出来事があるかもしれません。
その中で今回ピックアップするのが【シニア犬の夜鳴き】です。夜の安らぎの時間に夜鳴きが始まると、初めてのことに飼い主様もどのように対応したらいいか悩み、ワンちゃんも飼い主様も寝不足になり疲労がたまってしまう事もあるでしょう。お互いにとって辛い時期になりますが身体の変化について理解して理由と対策を考えていきましょう。
心構え
主な理由は年を重ねることで出てくる様々な身体や精神の不調です。高齢になり体や脳の機能が衰え、今ま出来ていたことが出来なくなり、その上ストレスも抱えやすくなるため周囲へ助けを求めようと夜鳴きをすることがあります。単なるわがままではなく病気やケガ、心や体の不調を伝えようと必死になっている場合も多いので、どうか叱らずに理由を見極めてあげるよう行動しましょう!
主な理由
【認知症】
認知症のワンちゃんは昼夜逆転の生活になってしまう事があるので、日中に可能な範囲で運動をさせてあげたり優しく声をかけてあげて脳への刺激を与えてもらうことで夜に寝るという生活リズムを整えてあげることができます。体力的に外出が難しい場合には庭先や犬用のカートで外に出て明るくて新鮮な空気に触れさせてあげたり、知育おもちゃを使って室内で遊んであげるといいでしょう。その子に合ったできることで昼間の時間を充実させましょう。
【体調の変化】
関節炎や変形性関節症などの病気による苦痛から夜鳴きをすることもあるそうです。体を優しく触り、関節に痛みが無いか見てあげましょう。
【心の変化】
シニア期に入ると視力や聴力、体力が衰え、不安を感じやすくなることがあります。嗅覚を頼りに目や耳が悪くなってもスタスタ歩ける子がいますが、見えない・聞こえないということが不安な気持ちは人間の私たちにもわかりますよね。また、体力が衰えたりケガや病気などで歩けない、寝たきりになってしまった子たちも今までできていた「歩く・立ち上がる」という行動がうまくできなくなることで不安やストレスを感じ、その訴えを伝えるという形で夜鳴きをすることがあります。そのような心の訴えにはストレスを緩和させることと、脳の安らぎが必要になってきます。この場合、食事やサプリメントなどで落ち着かせたり、動物病院で相談して眠れるお薬を処方してもらうことも視野に入れましょう。ワンちゃんも飼い主様もお互いに不安感をもったまま眠れない日々を過ごしてしまうと体力が持たないのでお互いの心の健康のためにかかりつけの動物病院へ相談してみてください!
【欲求】
空腹や喉の渇きによる夜鳴きの場合は食事を数回に分けて遅い時間に与えてあげたり、寝る前に水分補給やおやつの時間をとるといった対策が可能です。その他にも昼間にぐっすり寝てしまう子は起きている時におやつを使った知育おもちゃで遊んだり運動不足にならないようこまめに声をかけて遊んであげると夜はぐっすり眠れるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?シニア期に入ったワンちゃんは今まで出来ていたことが当たり前ではなくなり、本人も飼い主様も不安に思うことが増えてくることがあるかと思います。夜鳴きはお互いに体力と精神が削られていくため、早めの原因究明と獣医師への相談が必要になります。お部屋の環境を整えてあげたり、落ち着いて眠れるようにサポートしてあげましょう!我慢せず、たくさん相談してみるといいと思いますよ。みんなで一緒に乗り越えましょう!